第10回企画展
「アイ♥(ラブ)鉄道標識 文字と記号で楽しむ鉄道」
開催期間 | 2022年5月21日(土)~2022年7月10日(日) |
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開催場所 | 本館2F 企画展示室 |
はじめに
鉄道を運行する係員に情報を伝達する「鉄道標識」。今回紹介した資料点数はなんと約260点。
今回の企画展では、普段目にすることの多いものから少ないものまで、様々な鉄道標識や案内サインなど、文字や記号に込められた魅力あふれる世界をご紹介しました。
企画展の内容
1.鉄道標識ってなに?
様式や形状などが用途により異なる鉄道標識の特徴や役割について紹介。表記されている情報から「信号」「合図標」「駅名標」「行先板」「列車名札」「乗換案内標」などの種類、ホウロウやプラスチック、幕などの素材の違いなど分かりやすい資料を展示しました。また、『鉄道掲示規程』など法規面のあゆみも解説、時代ごとに推奨された文字(字体)についても紹介しました。
目線に展示された「駅名標」の大きさにも注目!
2.わたしたちから見た標識・案内板
鉄道の利用者側からみた標識や案内板は、「見やすさ」「わかりやすさ」が重要です。イラストや色、外国語併記、デザインなどが工夫されています。また、「安全を守る」ために必要なサインなども紹介しました。普段、目にしている乗車位置案内も足元の表示のほか、特急列車などは遠方からでも見やすいように頭上に掲出するなど、掲出場所の工夫についても紹介しました。
普段ホームで見る事の多い標識や鉄道案内を、フォトスポットを設置して紹介しました。お子様から大人の方まで撮影を楽しんでいただきました。
3.運転士から見た標識
線路付近には、列車運行のための信号や標識がたくさん設置されています。運転士や保線作業のための標識のほか、普段は見られない工事区間などで特別に設置される「検査用標識」も展示しました。また、運転士目線で走行路線によってどのような見え方の違いがあるのか体感していただけるよう、市街地・山岳線・海岸線などシーン別に実物を使って再現しました。
実際の工事で使用された「検査用標識」(青系の標識)を工事の設置場所をNゲージで再現して展示しました。
4.標識ができるまで
1つの標識ができるまでを動画で紹介しました。動画は標識制作の最大手である株式会社保安サプライ様にご協力いただきました。
5.いろいろな標識・案内板
実はJR旅客6社でもデザインが違う標識・案内板。普段見比べることのない標識と案内を見学者を取り囲むように配置することで、新しい発見とワクワク感を演出しました。
関連イベント
意外に?フォトジェニックな標識たちを配したオリジナルグッズを入館券とセットで限定販売!
記念講演会は鉄道ライター中西あきこ氏に「鉄道の看板を愛でるツボ」と題して講演いただきました。