第16回企画展
「1970年 あの頃の交通展」
開催期間 | 2025年5月17日(土)~7月13日(日) |
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開催場所 | 本館2F 企画展示室 |
はじめに
2025(令和7)年大阪・関西万博(©Expo 2025)の開催にあわせて、会場へ向かう多くの来場者を安全・快適に輸送するため、交通網の整備が行われました。特に鉄道では、会場入口前まで地下鉄が延伸、夢洲駅が開業するなど大きな話題となりました。
今から55年前の1970(昭和45)年には大阪府吹田市で万博が開催されました。この時発達した交通網は現在の私たちの生活で欠かせないものとなっています。本展では、1970(昭和45)年に開催された万博をきっかけに発展していく交通の様子や、2025年の万博輸送の取り組みを様々な資料で紹介しました。
企画展の内容
1.55年前にタイムスリップ!
―1970年の万博ってどんな万博だったの?
1970(昭和45)年3月15日から9月13日までの183日間にわたって日本で初めての万博が開催され、世界各国からそして日本各地から多くの人々が会場へと足を運びました。このコーナーでは、1970(昭和45)年に開催された万博の様子や鉄道以外の交通機関の発達について、当時の映像やパンフレットやグッズ、模型などの資料で紹介しました。

企画展示室入口のトンネルを抜けると1970年の世界にタイムスリップ!

1970年に開催された万博の映像コーナー
2.めざせ!1970年の万博
―あの頃へゴーゴー!
1970(昭和45)年3月15日、万博が開幕しました。日本各地から大阪へは、東海道新幹線や在来線の特急・急行が活躍し、近郊から会場へは私鉄や地下鉄、バスなどが活躍しました。このコーナーでは、万博輸送で活躍した鉄道にスポットを当てて、国鉄と関西各私鉄の取り組みを写真や乗車券、ヘッドマークやパンフレットなどの資料で紹介しました。

臨時列車として活躍した「万博号」のヘッドマーク

私鉄の様々な乗車券やパンフレット
3.いこう! 2025年の万博
―いまの万博へゴーゴー!
2025年、大阪・関西万博が開催され、様々な国と地域や企業のパビリオンが並び、それぞれの歴史や文化、技術などを紹介し多くの来場者で賑わっていました。このコーナーでは、会場へのアクセス等JR西日本の取り組みを中心にパネル等で紹介しました。また、当館が期間限定で出展した「関西パビリオン 京都ブース」の展示をしました。

1970年のコーナーからトンネルを抜けると2025年の万博を紹介するコーナーへワープ!
万博を盛り上げる列車内に掲出されたポスターをスライドショーで紹介しました。

関西パビリオン 京都ブースを紹介するコーナー
実際に使用された制服や、ブースを飾った壁面のタイルを展示しました。
関連イベントも開催
関連講演会

5月17日(土)おとなの学び講座 【特別編】「1970年頃の映像で振り返る万博と鉄道」
6月8日(日) おとなの学び講座【特別編】「1970年、大きく変わった関西の鉄道」
7月17日(木) おとなの学び講座「万博と鉄道」
万博PRで大阪・関西万博公式キャラクター
「ミャクミャク」が来館

企画展開催初日より2日間、万博PRで大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」が博物館に登場しました。当館公式キャラクター「ウメテツ」と一緒に館内を盛り上げました。
「鉄道と文化」のコーナーで特別展示

関西パビリオン 京都ブースで展示した映像を「鉄道と文化」のコーナーで特別展示
スタンプラリー

1970年大阪万博の会場で実際に使用された“ピクトグラム”のスタンプを館内5ヶ所に設置しました。